日時: 10月29日(月)
午後7時~午後8時15分 場所: 松本市Mウイング 4-4 講師: マーク・ブライアリー 演題: 人力飛行機 出席: 18名(会員15名、一般3名)
ギリシャ神話のダイダロスとイカロスの時代から人力で鳥のように空を飛ぶ夢は現在まで続いています。 1921年に12ヤード地上から浮いた飛行以来の様々な人力飛行機をマーク先生に紹介していただきました。また、人力で空を飛ぶために必要な要素について、翼の大きさ、動力源であるペダルを漕ぐパイロットの脚力、体重、機体の重さ、材料等々、科学的に説明がありました。 ちなみに、今までの記録は1993年4月23日のマサチューセッツ工科大学チーム「ダイダロス」で、飛行距離はクレタ島からサントリーニまでの113km、飛行時間は3時間54分、当日のスタッフは43人、5人の世界的自転車乗りが協力、3年の研究期間と1ミリオン$の費用を要し、機体の重さは31kg。この驚きの記録は未だに破られていません。天候条件も幸いしました。人類の極限まで迫っているだろうということです。 マーク先生の苗字は珍しいのですが、英国の有名なクリケット選手と同じのため、覚えていただけるとのこと。先生は大学生以来、人力飛行機の研究を続けているそうです。